柊ぱぱの一流パパへの道

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ステロイドの正しい理解【アトピー性皮膚炎奮闘記③】

 コロナ太りが気になり腹筋を始めるも3日と持たなさそうな今日この頃。

こんにちは!柊パパです!

 

今日で息子のアトピー性皮膚炎の治療を始めて2日目になります。

過去の記録は以下を参照ください。

www.shu-papa.com

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ステロイドを使った治療法を実践しています。

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前回のブログにてステロイドとはなにか、また正しい使い方について書かせていただいたのですが、今回はステロイドについて私が疑問に思ったことや、間違った認識をしていたことについて、Q&A方式でお伝えできたらなと思います。

 

 

経過観察(2日目)

まずはステロイドを使った経過について記録させていただきます。

首から上が『キンダベート軟膏0.05%』、

首から下が『アルメタ軟膏』

を塗っています。

どちらもステロイドの中では5つある強さのランクの下から2番目の「ミディアム」という強さのステロイドです。

 

左から薬を塗る前、真ん中が薬を塗り始めてから1日経過、右が2日経過の様子です。

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光の加減で良く見えてしまっているかもしれませんが、劇的に改善していますよね。

肌を触った感触も全然変わりました。

正直、こんなに効くのかとびっくりしています。

眼の周りの炎症が引いたせいか、眼が大きくなったように感じています。

 

これで安心して途中で止めてしまうと、また悪化してしまうと思うので、お医者さんに言われた「まずは3日間しっかり塗って、3日後にまた診せてください」に従い、あと1日しっかり塗って、また診てもらいに行ってきます。

 


『アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018』

インターネットでステロイドについて調べていると、沢山の情報が出ていました。

色々読ませていただき、参考にさせていただいたのですが、最も信憑性が高く、詳細に書かれており、勉強になったのが、

『アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018』https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/atopic_gl1221.pdf

です。

 

日本皮膚科学会が作成したガイドラインで、日本における最も標準的かつ最善と思われる診療を提示しようとするものだそうです。

おそらく医師向けのガイドラインですね。

72ページに亘るガイドラインですが、頑張って読みました。

乳児アトピーに限らず、アトピー性皮膚炎全般の診療方法について書かれていて、私もアトピーの気があるので、とても参考になりました。

 

このガイドラインを読んで、特にステロイドについて、私自身が「そーなんだ」と感じたことについて、Q&A方式で書かせていただきます。

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ステロイドを塗って副作用はないの?

まず、副作用を全身的副作用と局所的副作用で分けて説明します。

 

全身的副作用とは、小児における成長障害、成人におけるクッシング症候群(体内のホルモンバランスが崩れることで起こる、肥満や高血圧、うつ、骨粗鬆症などの症状)、糖尿病の誘発や悪化などを指します。

 

強いステロイド外用薬(塗り薬のこと)を使い。一部の症例で副腎機能抑制が生じたとする報告があるようですが、弱いステロイド外用薬の使用例では、副腎機能抑制や成長障害などが認められた例は無いようです。

適切に使用すれば、全身的な副作用は少なく、安全性は高いそうです。

 

 

局所的副作用とは、皮膚の萎縮、毛細血管の拡張、皮膚の紅潮、肌の乾燥、細菌・真菌・ウイルス性皮膚感染症の悪化といった症状です。

こういった局所的副作用は時として起こりうるそうですが、中止あるいは適切な処置により軽快するそうです。

 

ステロイド外用薬(塗り薬)の副作用に対する誤解は多く、ステロイド内服薬(飲み薬) の副作用との混同されてしまったり、アトピー性皮膚炎そのものの悪化をステロイドの副作用との混同してしまう人が多いみたいです。

 

特に、ステロイドに対する誤った認識により、適切な量を塗らなかったり、回数を独断で減らしてしまったり、途中で勝手にやめてしまったりしたことによって、効果を実感できなかったり、皮膚炎が悪化してしまったりして、ステロイド に対する不信感を抱く事が多いそうです。

これは要注意ですね!

要するに、お医者さんの指示に従って、用法用量をお守りくださいということです。

 

ステロイドを眼の周り塗ると白内障や緑内障になる?

眼の周辺にステロイドを塗ることの副作用として問題となるのは、白内障と緑内障です。

 

まずは白内障についてです。

ステロイドの使用が白内障のリスクと高めるとは言えないと考えられています。

アトピー性皮膚炎の患者さんにみられる白内障は、ステロイドの使用を避けたことによる顔面皮疹の悪化や叩打癖などが誘因と考えられているそうです。

白内障を恐れてステロイドを避けた人が逆に皮膚炎が悪化して白内障になりやすいとは…怖い誤解ですね。

 

一方、ステロイドによる治療後の緑内障の症例は多数報告されていて、緑内障のリスクを高める可能性が十分あるみたいですが、弱いランクのステロイドを少量使用する分にはリスクは低いと考えられています。

眼の周辺や瞼に特に強いランクのステロイドを使用する際は、使用量や使用期間に注意する必要がありますが、ステロイド治療により、できるだけ早く、十分に炎症を抑え、治していくことを優先すべきだそうです。

目の周りに使われる方は、特にお医者さんの注意事項をしっかり聞いてくださいね!

 

妊娠中や授乳中のステロイド外用(塗り薬)は安全?

妊娠中、授乳中とも、ステロイド外用薬(塗り薬)は、通常の使用であれば、胎児や乳児への影響を心配することなく使用しても大丈夫です。

ただし、強いランクのステロイドを大量・長期にわたり使用することは、出生時体重を低下させる可能性があるため避けるべきだそうです。

 

授乳中のステロイド外用薬(塗り薬)の使用は、全身への吸収が少ないという理論的根拠により安全と考えられているそうです。

ただし、乳房へ塗るときは、授乳直前を避け、授乳前にきれいに拭き取った方がよいみたいです。

 

まとめ

ステロイドの塗り薬についてこの機会に勉強してみました。

正直な感想として、今までは少し危ない薬だと思っていましたが、正しく使えばとても素晴らしい薬だと感じました。

 

ステロイドにも副作用はあります。

しかし、それはステロイドに限ったことではなく、その他のすべての薬にも当てはまります。

風邪薬も一度に大量に摂取すると死んでしまいますからね。

今回、声を大にして言いたいことは、まずお医者さんに相談すること。

そして、お医者さんに勧められた治療法、お薬を正しく守ることです。

 

今回の息子の皮膚炎を機に、自分自身も何か体に異変を感じたらすぐに病院で診てもらおうと決めました!

何よりも健康は大切です!

大切な子供だけでなく、子供の成長に欠かすことができない妻やおじいちゃんおばあちゃん、加えて自分自身の身体をしっかり守っていきます。